AtCoder で水色になりました
AtCoder Beginner Contest 171 にて水色になることが出来ました!
色変記事なるものを1回も書いたことがないため、 AtCoder を始めた所から振り返っていきたいと思います。
ハッキリ言って、競プロ始めたばっかりのときは水色はすぐに達成できる(予定の)目標でした。 しかし、少しずつレートを上げていき、なんだかんだで1年かかりました。
今回は「水色になるために勉強したアルゴリズム」的なものではなく、お気持ちをまとめておきたいと思っています。
なぜ水色はすぐ達成できる(予定の)目標だったのか
単純に始めたばかりの頃に、水色パフォーマンスや緑後半のパフォーマンスを出せていたからです。
初めて参加したコンテストは AGC だったので、成績としてはイマイチだったのですが、その後はこんな感じでした。
そのため、少し練習して簡単なアルゴリズムの基礎力がつけば水色になれるだろうと思っていました。
しかし、そう甘くはありませんでした。
茶(レート400) 〜 緑(レート800) まで
レート遷移を見ても分かるように、 2019年1月頃に始めて(登録自体は3年くらい前)、2ヶ月ほどはまともに参加していませんでした。その後も練習をせずにコンテストに参加したり、遅刻参加したりとレートを溶かしていきました。 このままでは灰色に戻ってしまうと思い、精進とコンテスト時間にはちゃんと参加するということをしました。
とはいえ、少しずつ問題を解いていただけで、 Twitter の TL で見るような “異常精進” はしていません。 そのため、レート増加も緩やかでした。 緩やかでしたが、特に問題も無く順調に緑色になれたと思います。
緑(レート800) 〜 水(レート1200) まで
ここが苦労しました。 「パフォーマンスが低く出るようになっているのではないか?」という話がありますが、僕は数学に慣れ親しんでいる方ではないので最近の算数パズルみたいな問題が辛く、レートがふらふらしていました。
まず、2019年11月頃にパフォーマンスが安定しないのは、数学に慣れていないから、そういう問題に時間がかかる/解けないことが原因だと思い、簡単な問題埋めをしました。
これは効果がありました。パフォーマンスの安定感が出てきて、水色になる直前の Highest もこの時期に取りました。 簡単な問題埋めとは言え、精進がレートに直結している感じがあったのでモチベーションはかなり上がっていました。
しかし、この後です。 「ABC156 辺りから精進しているのにレートが下がる…」という感じでした。 時間をかけて Highest から100ほどレートが下がっていました。練習しているのに練習している問題が出ないどころか、算数パズルばかりが出ている印象でした。
この辺りの問題に時間がかかり(もしくは解けない)、パフォーマンスが伸びませんでした。
- ABC156 D - Bouquet
- ABC157 D - Friend Suggestions (これはなぜ解けなかったか分からない)
- ABC161 D - Lunlun Number
- ABC162 D - RGB Triplets
数え上げや、ルンルン数のような問題が苦手で、考察が全く進まないことが多くコンテスト中に「諦めたくないが、何も分からない」状態が多く辛かったです。
精進を増やしても毎回レートが下がる感じで、精神的に苦痛でした。 こんなに水色から離れて、もうずっと水色には慣れないんじゃないか。辞めようかと思っていました。
このときの精進は、上記の通り簡単な問題埋めをしていたので、この辺りで難しい問題に挑戦し解ける問題を増やす方に動けば良かったかなと思っています。
そんな感じで、2020年4月になりました。
社会人になったこともあり、精進は4月中盤くらいからはかなり止まっていました。 が、何故かレートは上がってきました。
さらに第3回PASTが無料なこともあり、受験してみたのですがなんと70点で中級でした。 しかも、IとKを飛ばしていて(パッと思いつかなくて飛ばした)たので「Lと同レベルか簡単なはず!これは実質上級!!」 とメンタルを回復することに成功しました。
メンタル回復が良かったのか、5月末辺りからはすごく大きな失敗はなく、順調にレートが上がり水色になる事が出来ました。
今後の精進について
前から思っていたのですが、数学的な考察よりも実装の方が得意なようです。次のABCで緑Diffの数学的考察の入った問題が出たら解けるか怪しいです。下手したら緑に戻ってしまうかもしれません。
また、上記で書いていたような「簡単な問題を埋める」というのは作業感が強くレートが下がってしまったときにメンタルに良くない事が分かりました。
そこで、今後は緑上位Diff や数学問題をメインに精進していきたいと思います。
現在の目標としては、 maspy さんがツイートしていた yukicoder の 星1.5〜2の数学チックな問題を埋めていきたいと思っています。 その後は、苦手な数え上げ人並みにできるようにしたいと思っています。
ABC の C~D くらいの数学がきついっていう人向けの練習にできそうな問題、yuki の 1.5~2 くらいに割と豊富だったような。
— maspy (@maspy_stars) June 19, 2020